NC750X カスタム  ロングスクリーンの考察  (走行騒音 乱気流 風切り音)
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Puig(プーチ) TOURING SCREENS

   
若い時は五月蝿かろうが寒かろうがバイクに乗っていれば楽しかったが歳をとってくると楽をしたいのか快適に走りたいと想う・・・・

長距離走行を楽にするために純正スクリーンは装備されるもその防風効果は胸から下、身幅部分に限られ、肩口からヘルメットへはダイレクトに走行風を受ける状態です。
高速走行域においては、胸から上、腕部分の風圧とヘルメット内の風切り音(騒音・ノイズ)が辛いので連続走行は、バイクに余裕があってもほぼ90km/h以下に限られてきます。
◆メーカーHPより抜粋

 空気抵抗の低減と防風効果の両立を目指す事が「RACING SCREENS」の特徴なら、この「TOURING SCREENS」は、最大限の防風効果を目指す事に特化している事が最大の特徴で有ると言えます。
より自然な乗車姿勢下でのウインドプロテクションを徹底追求。自社風洞による徹底した空力解析と、実走行の繰り返しにより導き出された形状は、いたずらなスクリーンの大型化が招く、ハンドリングやルックスへの悪影響も回避しています。
シティーライドからロングツーリングまで、「TOURING SCREENS」は、あらゆるシーンでの快適性向上に貢献します。

と期待感膨らむ宣伝文句です。

 Pugi のロングスクリーン風洞解析テス
 
純正スクリーン     / Puig ロングスクリーン
プーチのメーカーHP解析図でも、スクリーンで受けた流れはヘルメット上に押し上げられ、ヘルメットへのダイレクト風は無くなり、サイドのながれも綺麗整流されており理想的なスクリーンと思われます。
しかし、実際にはスクリーン前面上で圧縮された流れは、乱気流としてヘルメットシールドにダイレクトに流れてきます。

サイドからのながれも乱気流となり肩・腕・ヘルメット部分を襲います。

高速走行で流す場合はヘルメットに干渉する走行風ノイズがより苦痛です。この為、バイクには余裕があるのですが、やはり100km以下での走行が主になってきます。

総括
このロングスクリーンは、体に受ける風圧自体は減少し楽になりますが、スクリーンからの乱気流を受けると走行風をダイレクトに受けるよりノイジーに感じます。

ヤマハYJ11での検証

エアーインテークが大きく涼しいが、多少ノイズは大きくなる傾向はある。リアスポイラーも装備され後方気流は整流はされて流れる

ロングスクリーンの気流ノイズに対する考察 
▲ホンダX系バイクの純正スクリーンにおける整流は、スクリーンより上の走行風はヘルメットへ直撃するがボディーへの流れが少なくなり風圧から軽減されます。
中心部のみの気流でありサイド気流の図解は無いがスクリーン左右からの乱気流は発生します。
▲ロングスクリーンによリヘルメット上を流れる気流になるも、サイドの乱気流の流れはヘルメットに接触すればノイズとなり騒音化する(左側図)
スクリーンをワイドにすれば接触を回避できヘルメット内は静音化する(右側図)。
▲ロングスクリーンのスクーターは車体全体のフォルムが計算されており、整流された気流の中に入りやすい

1.Puig プーチスロングクリーンの風の流れをもう一段高くするには
プーチのロングスクリーンは通常状態(ノーマル上段位置)で、ヘルメットシールドから上方に虫アタックの跡がありスクリーンからの走行風の流れ方が理解できます。

スクリーン上部サイドから流れた気流は乱気流となりヘルメットに接触しノイズとなります。

前傾姿勢になり目線が下がりシールドに近くなると風の流れの中に入りかなり静かになる。

ネジを長尺物に変更しゴムクッション(10mm/6mm厚)を使いスクリーンの角度を縦気味にすると少し流れは上がり、ヘルメットシールド半分から上に虫アタックと変化するが、サイドからの乱気流のボディーへの流れ込みは少し多くなる。

2.風の流れを一段高くするには


Puig スポイラータイプ
24000円ほど

X-cleenアタッチメント
は10000円ほど
【右】中華製で格安4000円以下
が近年発売されている
 

ワンダーリッヒ(例:BMW)
汎用アジャスタブルスクリーンスポイラー



ERGO-VARIO の設置角度によるイメージ図
参照:Bricos Goyo | Deflector Moto

風の流れをもう一段高くするには、
【1】アジャスター等を使い、スクリーンの取り付け位置を上げる(ハンドルガード設置の場合干渉する)
【2】ゴムクッションを使い、スクリーンの角度を立てる(15度ほど立てると10cm程上がる)
【3】可変スポイラーによって流れを変えながらスクリーンの延長部分を作る
Puigの可変フィンは、単体のOP(6007H)
X-cleenは、汎用品だが、取り付け幅が、Puigの幅を超える為不可
ERGO-VARIO アジャスタブル スクリーンスポイラーは取り付け金具が目線に入る。機能的には自由度があるが、高価なうえ盗難問題も考えうる 。最近類似品の中華製が半額ほどで流通し始めたが完成度は?
GIVIに Airflow という理想系に近いオプションが有るらしい〔長さと幅が有り、かなりの効果があると推測〕
http://www.nc700.co.uk/index.php?/topic/8181-finally-fitted-my-givi-airflow-and-painted-the-belly-pan-black/

VFR1200F スポーツスクリーンの考え方も同じだと思うが、走行スピードの設定次元が違うかも。
https://www.youtube.com/watch?v=R1N6MR5lxSo スポイラー


『ワンダーリッヒのアジャスタブルスクリーンスポイラー』の考察
既成品の汎用『ワンダーリッヒのアジャスタブルスクリーンスポイラー』を入手してみた。こちらのタイプの台座は湾曲したスクリーンにも取り付け対応品

盗難防止機構は無い。イモネジは特殊なピッチ規格で日本での代用入手は無理と思われる
吹き流しを設置して走行してみると、スポイラーを超える風の流れにスクリーンを流れた風が引っ張り上がるのがわかります。
しかし、スクリーンを超えた風は、スクリーンとライダーとの中間地点で乱気流にとなりヘルメットにぶつかるのは変わらない。
取り付け位置が高くなると金具部分が、目線を遮り鬱陶しく感じる。

Puig 6002H

スクリーンとスポイラーが一体式型

作りはしっかりしておりメーカー品なので風の流れも計算されていると思うが、アームは可変も自由度が高く良いつくりなのだが長さと幅が少な目で効果は限定されてくる。

高さは、ヘルメットを超えてくれない
幅は、ヘルメットへの乱気流までの余裕が5cmほどしかない

自作 スクリーンスポイラーの考察  ★★★★☆ 効果大 
ERGO-VARIO を使って走行してみると、効果のある角度・位置は決まってくるのでその角度で固定のスポイラーをERGO-VARIOより大型化して設置。スクリーンの上に金具で設置

スクリーンスポイラーを超えた風の主流はヘルメットのシールドより上を流れていき効果大
アクリル板の加工

直線:オルファのP-Cutter
曲線:サンダーでカットと削りを行い、ヤスリで仕上げ。
曲げ:お湯を沸騰の手前まで沸かし茹でる。但し底に直接あたると加熱し過ぎスジが入るので注意
熱いので手袋をして板をゆっくり曲げ、角度が出たら水をかけ冷やす

プーチのスポイラーより30mmは高く一番効果あり。
高速域:100Kmでは、スクリーン・スポイラー整流効果の中/外それぞれ気流騒音とは倍ほど、風圧は1/3の違いがあり、効果を痛感。
スポイラー無しでは高速を走ろうとは思わない。
1000円ほどのDIYなので、気軽

ヘルメットシールドを上げていても走行できるので、夏場は涼しい

100円SHOPで購入したオーニング吊り下げステンレス金具を
利用した低予算DIY(材料費:1000円程度)

目線中央に固定金具が無いので邪魔になりにくい。

海外での Wind Screen(ウインド・スクリーン) の考察
参照:NC700-Forum.com NC700/750の海外ファンサイトでも乱気流ノイズ/ウインドディフレクション対策は共通の悩みのようだ。
◆NC700x 純正ノーマルショートスクリーンをアジャスタブルの考察
 http://s410372035.initial-website.co.uk/slide-shows/
◆アジャスタブルスクリーン
 https://www.bikehps.com/acatalog/info_Madstad_Screen
_and_bracket_Honda_NC700X_2012_onwards.html
◆youtube アジャスタブルスクリーンの取り付け
 https://www.youtube.com/watch?v=bacjCEFnlmc
◆大型インテークロングスクリーン
 http://www.calsci.com/motorcycleinfo/NC700prod.html 

インテーク 考察

2016年モデル NC750X
整流効果に優れたスクーター等スクリーンが大型化してくるとスクリーンの内外の負圧が大きくなり、乱気流の巻き込み現象が起きるので、スクリーン前面にエアーインテークを設置します(生産中止となったスクーター型兄弟車NC750インテグラにも設置されており、2016年製・NC750Xもモデファイされインテークを取り入れている)
新NC750Xはインテークからの取り入れたエアーはメーターパネル裏のパネルにぶつかり上方へ流れる仕様、上部サイドには風切音対策のスリット加工が施されている
PDF:2016 NC750X スクリーン対策(ダクト/スリット加工)
販売店での試乗車による街中数キロの試走。
プロテクション効果は、70㎜延長されたスクリーンではあるが胸元までで首から上は望めない。
ヘルメットにはダイレクトな走行風が流れ、スクリーンからの乱気流には巻き込まれない。

◆60キロ以下では、インテークからの流入量はあまり感じられなかった。
◆スクリーンサイドからの走行風は両腕に乱気流で流れる。
◆60キロ以下では風切音低減のスリットの効果は判断できず。

2016年 アフリカツイン
オプション:ハイウインドスクリーン
90mm高く30mmワイド

◆2016年モデルのアフリカツインも大型化されたハイウインドはインテーク付きにモデファイされている



アフリカ・ツインの遍歴によって縦に伸びていくスクリーンに考え方の違いが理解できます

純正オプションロングスクリーンステーを使った可変アジャスタブル構造の考察
スクリーンは前方にせり出しますが、スクリーンの高さ調整とハンドルガードとの干渉を回避でき、スクリーンの角度調整によりアフリカツインの様な立位置から倒位置まで可能、インナーインテークによるセンターからの風の取り入れによる負圧差回避も目的とします。

ホンダ純正ステーのみオークションで入手(@2000)
少し表面腐食等みられるので、個性を出すために着色
1:金属ブラシで全体を磨き傷もつけておく
2:脱脂スプレーで洗浄
3:対アルミなので『メタルプライマー』で下処理
【対アルミプライマーとしてミッチャクロンの方が強そうだが手持ちで『メタルプライマー』が有ったので使用】

4:『カラーアルミスプレー』(ブロンズ)で塗装
【『カラーアルミスプレー』は本来アルミに直接塗れるものだがプライマー処理もしておく。ブラック色が妥当かもしれないが手持ちが有ったのでブロンズ色を試す】

純正ステーの取り付け定位置は上段への取り付

上段へのステーを取り付ける為のナット台座を2㎜アルミ板と5㎜のナッターで製作(純正は6㎜ボルト設定)
純正ステーを使うことで、取付ベースが出来、角度/上下調整等の容易化を図る

スライドレールなどはすべて、現物合わせしながらの製作にならざるおえないが、材料となるアルミアングルは1000円ほどなのでまずは作ってみた。

ガードとの接触 ギリOK

アルミ(40㎜幅のL型アングル/2㎜厚)を使いスライドレールを設置
(3㎜厚になると曲げ加工が大変になる。アングルの場合2㎜でも強度は保てる)

アングルは40㎜幅なので純正ステーと合わせて50㎜程は前方へスクリーンは出ます

この40㎜分でハイト設置したスクリーンのハンドルガードとの緩衝を避け、スライド調整ネジの空間を確保します。

スライド側のアングルには高さ、角度にあわせてそれぞれの穴を開けておくL型アングルを120㎜幅の平行にステーを設置

スクリーン側のアングルにはナッターによりナットを設置
ステーに設置したアングルを、クランプを使って広角に曲げる

スクリーン側に設置するアングルをクランプに挟んで狭角に叩き曲げる
高さ3段階(ノーマル⇔15cm高)/角度3段階(傾位置⇔ノーマル⇔立位置)の可変仕様。好みや身長により調整

高さはノーマル位置より15cmまで上がり、15cm上がると目線はスクリーンの中だが、傾位置にすることも出来高速向けとなり上部の風はヘルメットを通り過ぎていく。

角度を立てれば風は上がるが、サイドからの乱気流の巻き込みも多くなる。

スクリーンにインテークからかなりの流量がスクリーン裏と整流板の間を流れ、上方には流れず胸元に流れてきて冬には寒くスクリーンの恩恵が感じられない
   
LO:ノーマルと同等の高さと角度 HI:ノーマル角度で一番高い位置(15㎝UP) HI:一番高い位置で縦位置にした状態 HI:一番高い位置で斜位置にした状態
◆高さ可変にするためには、手回しネジ4本の抜き差しが必要なため100秒程かかる 

Lower Wind Deflector  ★★★★☆ 効果大

スクリーンを高く設置するとヘルメット上を風は流れますが、スクリーン下部、ウインカー近辺左右サイド下からの空間から流入風が増し乱気流化して腹部~胸部を襲います。そしてインナーインテークからの風が図の様に上方に抜けず胸元への流入風となり、これがスクリーンの恩恵など感じられないほどの始末の悪さ となり意味を成しません。
https://www.bikehps.com/acatalog/info_Madstad_Screen
_and_bracket_Honda_NC700X_2012_onwards.html


海外のサイトでは、BMW/YAMAHA/SUZUKIなどのビックバイクでスクリーン下左右のディフレクターの設置が多い

下方左右のディフレクター対策の必要性を痛感!

◆上記海外サイトと同じような考え方でデフレクターを設置

ステーの形状は厚紙方眼紙で現物あわせで作りだす。
図面を基に1,5㎜厚アルミ板でステーをつくり、スクリーンステーに共止め。

アクリルサンデー(スモーク)でフィンを作成し取り付け。

左右下からの流入風がディフレクターで外への流れに制御できると、スクリーンからの全体の空気の流れが変わります。

スクリーン中央インテーク部からの流入風は胸元へ流れてきていたものが上方へ抜ける様になりました。

◆下方、左右からの空気の流れ込みは両サイドへ膨らみ後方へ、上方スクリーン左右からの乱気流騒音も減少。
※スクリーンの高さより、左右のディフレクター対策は効果が高いカモ?

ロングスクリーンのワイド化  ★★★★★ フォルムの完成度はともかく機能的結果には大満足
前面に50㎜出したスクリーンは最大幅部分でもハンドルとの干渉もなくなり両サイドのフォルムを絞る必要性が無くなった為、この部分をワイド化することにした。
ハードコートのアクリルサンデーMR(180×320×3)
ハーフにカットし、角を丸めておく。
スクリーンの左右に5㎜ネジ止め
スクリーン部分のネジ止メには、全て緩衝ゴムとして、水栓補修パッキンを使用。耐久性があり安いので便利

ワイド化による走行風の流れ方の違いは、左のイメージ図になります。

ノーマルのプーチスクリーンは STOCK の状態で乱気流がヘルメットに干渉しノイズとなる。スクリーンのワイド化は VSTREAM と同じ状態で肩の外を流れていく。

このため、ヘルメットで感じる干渉ノイズは正面からのTOP部分への流れのみになり、かなり静かになる。

スクリーン上部にスポイラーをとりつけると、ほぼヘルメットの上部を流れるため、相乗効果で 1/10ほどに静音化された感覚。


1:スクリーンTOPへのスポイラー設置
2:スクリーンの上部へのアジャスト機能
3:スクーン裏へのインテーク確保
4:スクリーン下サイドディフレクター設置
5:スクリーンサイドのワイド化
6:膝域のディフレクター
頭~膝までの域は整流できており、流れの中にスッポリと入っていられる。
後は膝下部分のディフレクターを設置すればまるでスクーターだ(笑)

高さはMID

◆プーチサイズ48.5 x 40 x 13 cm
高さ:485㎜
幅 :220㎜/400㎜
曲厚:130㎜
◆ワイド化サイズ
高さ:565㎜+100㎜(MIDハイト部分)
幅 :320㎜/400㎜
曲厚:130㎜

-走行レポ-
スクリーンの高さは調整は、通常は高速走行までMIDでOK。
高身長や高速巡行時はHIも選択肢の一つ。

◆60キロ走行時:ヘルメット付近で、風がサワサワしているぐらい静かだがスクリーンの外へ出るとピューピューな世界、。
◆80キロ走行時:ヘルメット周辺でやっとザワザワしてきたぐらいだが、スクリーン外はゴウゴウと喧騒の世界
◆100キロ走行~:風圧と乱気流騒音に耐えながらということも無く、ゆったりとした姿勢のまま高速クルージング。ヘルメットシールドを上げての走行もOK。この域でもエンジンの鼓動を聴いていられるぐらい静か。
喧しく感じるときは横風を受けているとき位で、全体に静か過ぎてスピード感覚が追いついてこない。スポイラーを外すと、いきなり喧騒の世界に戻されるのでスポイラーは効果絶大。 スクリーンを大型化すると、風に煽られるといった欠点を聞きますが、バイクの重量もあってか今のところ感じたことはありません。
北海道ツーリングでは、スクリーンの虫掃除は毎日プレクサスで掃除しましたが、虫の集団に突っ込んでもヘルメットシールドや体が悩まされる事はありませんでした。

Puig ロングスクリーンのノイズ対策は、一応これで完成とします。

可変内 高い位置 Puig 6002H を入手したので、スポイラー部分のみ移植してみた。

一番高い位置にしても前回の自作スポイラーより効果が何故か低い

大型透明スクリーン【幅33mm×高さ15cm】を自作し6002Hの可変アジャスターに取り付け


可変内 低い位置

自作スクリーンの一番低い位置が6002Hの一番高い位置とした

一般走行では、低位置

高速走行では、高位置

可変設定で楽しめる

番外編 大型スクリーンを試す

アジャスタブル/ワイド化して完成としたスクリーンとサイズ(600×400)と似通っているスクリーンは数社あります
デイトナ(DAYTONA) ウインドシールド ロングタイプ クリア NC700X('12-'14) NC750X('14) 91338 ¥34000

高さ:605
幅 :490㎜
曲厚:140㎜

60cmとロング化したスクリーンに対応するためか専用ロングステーがセットされておりアマゾンで28500円ほど

SOTTA(伊)HONDA NC700X (12-14) ハイスクリーン スモーク SC191 ¥18800
ISOTTA社は、イタリアを拠点にスクリーン・ウインドシールドを主に製作しているメーカー
欧州バイクメーカーおよびWunderlich(ワンダーリッヒ)社へもOEM供給をおこなっており、そこで培われた透明度の高さ、表面コーティング技術などを生かして生産製作されている。
付属部品を介して車体に取り付けするタイプハンドガードはイソッタ品以外は干渉の恐れありとある。

プーチとイソッタのスクリーンの大きさの違いは、自作スポイラーを取り付けたプーチとほぼ同じ大きさです。
 
サイズ 高さ550ミリ 幅460ミリ 厚さ4ミリ
* 取付部品 (A/SC190) 付属
ISOTTA社製ハンドガード以外の一部のハンドガード製品について、場合によってはスクリーンに干渉する恐れがあります。大きさの強度を保つためだろう、厚み4㎜と他製品より1㎜厚く重量も2,2kgある。

スクリーン取り付け穴にゴム緩衝材を押し込み付属ステーを車体に6㎜ネジで取り付け、ここにスクリーンを取り付ける

車体側のステーは、付属品は無く純正を使うか自作となる。

ISOTTA:NC700X(写)クリアタイプ

◆純正仕様の車体への取り付け

750Xへの取り付けは可能。20㎜セットバックされたハンドルのガードも干渉なし。

サイドからの流れはスクリーン幅に比例し、上部の幅がある部分は両肩部分へ流れます。
高さにに関しては目線より下の為、アゴより下の部分は風が無く快適です。

上部の流れはヘルメットスクリーンへ流れてきますのでその乱気流はノイズになります。スクリーン上部は深いRの為、前傾姿勢になるとスクリーンの中にスッポリと入り静かです。

MID(中段)

◆自作アジャスタブルステーを利用し取り付けてみます。
LO(下段)【目線より一段下】インナーインテークからの流入風は上部へ抜け、センターを流れる走行風はヘルメット上部を伝う
上部サイドは一段高さが低くなる為、ヘルメット横へ流れてノイズになります。
サイドの絞り部分からの流れは、横腹部にながれてきます。
LO(縦型)左右サイドからの巻き込みが多くなる。

MID(中段)【ほぼ目線】インナーインテークからの流入風は上方に抜け、センターを流れる走行風はヘルメットの上部を流れる。
上部サイドからの流れによるノイズも少なくなります。
Hi(上段)【目線はスクリーンの中】走行風はヘルメットの上方を流れ一番静か
サイドからの流入が邪魔になる

MID(中段)の目線

サイドの幅の無い絞り部分からの流風は、腹部にながれてくるのが唯一気になる

サイドの絞り込み部分を埋める様な形でサイドスポイラーを取り付ければ巻き込み風は解決する

私的なNC750Xメニュー